植物を元気にする効果 魔法の活力剤「グラビトン スィーパー」とは?又、肥料と活力剤の違い、活力剤の成分は? どの植物に効くの?

こんにちは、岐阜の植木屋の片桐です。
園芸の仕事を長年続けてきて、いろいろな商品を現場で試してきました。
最近ずっとはまっている、魔法のように効果がある「活力剤」をご紹介します。
 
 
その前に、一般的な肥料と活力剤の違いや、肥料や活力剤の成分、どんな植物に使うの効果があるのか?なども簡単にご紹介したいと思います。植物を元気にしたい時にどうぞお役立てください。

 

●最近植物の元気がない・・・。そんな時にどうすればいいのか?

園芸の仕事をしていると、こういう質問をよく相談されます。

  • 「肥料って何をあげたらいいの?」
  • 「植物が弱ってきたけど、やっぱり肥料がいるんでしょ?」
  • 「肥料をあげないと、枯れるの?」

 
こういう質問に簡単に答える、、、、というのは、結構難しいんです。
これは、人に例えると分かりやすいかもしれません。
  

  • 人間ってどんなご飯を食べたらいいの?
  • 最近元気がないけど、ステーキ(栄養の高い物)を食べるといいの?
  • ご飯粒をたべないと…?

単純にこうです!と言い切れないところがありますよね。
つまり、「一般論」の話なのか?「具体的な問題への対処」なのか?
 
 
それによって、答えも微妙に変わってきます。
自分の欲しい答えを見つける為には、「質問をできる限り明確にする」事が肝心ですよね。
 
 
ここでは最初に、一般論としての答えを書いてみます。
おおよそ間違ってないけど、あなたの欲しい解決策ではないかもしれない、、、。
でも、これを予備知識として知っておくと便利ですよ。

  • 「肥料って何をあげたらいいの?」

植物の肥料と呼ばれるものは、
・窒素
・リン酸
・カリ

が3大要素として知られています。
 
その他に、3大要素ほど重要ではないが、少し欲しい微量要素と呼ばれる成分があります。
マグネシウム(苦土)、カルシウム、マンガン、亜鉛、モリブデン…等。
 
 
3大要素や微量要素の違いについては、株式会社生科研さんのHPに次のように紹介されています。
簡単に言えば、作物に大きく必要な成分か?無いと困るが少しで足りる成分なのか?となります。
 
 

  • 作物体内に約0.1%以上存在するものを多量要素、0.01%以下のものを微量要素と言います。

リンク先→生科研HP

生科研さんの記事には、
作物の体内に0.1%以上存在する、重要な要素として、窒素・リン酸・カリ・マグネシウム、カルシウム、硫黄。
0.01%以下で存在する成分は、マンガン・ホウ素・鉄・銅・亜鉛・モリブデンがあげられています。
 
 

さて、「肥料」として、何をあげたらいいのか?という質問には、
一般的には、3大要素の入った肥料を使います。
例えば、「IB化成肥料」などは、窒素・リン酸・カリの成分が入っていて、その割合が10:10:10など割合も一緒に表示されています。

●IB緩効性肥料 1kg 1.0kg

(出典:Amazon IB化成肥料)

 

ここで注意する事は、肥料の種類によって、早く溶けて早く効果を出す肥料と、ゆっくり溶けてゆっくり効果を出す肥料の2種類があるという事です。
 

先ほどのIB化成肥料は「緩効性肥料」と呼ばれ、1カ月から3カ月ほど効果を持続するタイプになっています。
(この期間は商品によって変わります。説明書きに書いてあるので探して読んでくださいね)
 
 
一般的に「観葉植物」にはこの肥料を使います。
緩効性肥料の目的は、「肥料をあげる手間を省く、楽をする、忘れて肥料を切らすことがない…」などありますね。
 
 
逆に、成分が「8:8:8」の肥料は、「サンパチ」と呼ばれて、即効性の高い肥料として有名です。
こちらは「野菜」を育てる時によく使われますね。
「早く大きく成長させて、早く収穫する」という目的があります。
 
 
肥料って何をあげたらいいのか?という質問には、基本的には3大要素の入った肥料を使い、植物の種類に合わせて、効果的な肥料があり、使い方や分量も変わってくる、という感じです。 逆に

  • 「植物が弱ってきたけど、やっぱり肥料がいるんでしょ?」

この質問になると、何故その植物が弱ってきたのか?という問題の方が影響があります。
これを肥料で解決できるかどうかが分からないのです。
 
 
先ほどの例えでいうと、最近子供が元気がないけど、ステーキを食べさせれば元気になるのか?
という話が分かりやすいでしょうか。
 
 
子供が毎日家の中でゲームばかりしている。
夜中も遅くまで起きて、しっかり寝ていないみたい。
そういう場合は、「運動不足」が元気のない原因なのかもしれません。

 
良かれと思って「ステーキ」を食べさせても、食べきれずに残しそうな気がしますよね。
人も植物を同じ生き物として考えると、割と間違いない事があります。
植物が弱ってきた時は、その原因をハッキリさせます。
 
・水が切れて枯れそうなのか?
・光が足りなくて、萎れてしまっているのか?
・逆に水が多すぎて、根腐れを起こして元気がないのか?
 
 
いろいろ例を考えてみると、元気が無い場合はあまり肥料は効果的では無さそうですね。
弱っている場合は、肥料をあげるのは逆効果というか、意味が無い可能性が高いです。
 
 
こういう場合には、
「まず、問題を解決する」

「そのうえで、活力剤などで元気を取り戻す」

「再び成長を始めたら、やっと肥料をあげてもOK」
という流れを経験上お薦めします。

  • 「肥料をあげないと、枯れるの?」

ここまで話を読まれた方なら、薄々お分かりかと思います。
この質問もよく聞かれます。
「肥料をあげないと、やっぱり枯れるんでしょ?」と言われる方もいましたね。
 

結論としては、「肥料をあげなくて、枯れる事はほとんどない」と言えます。
 
 
基本的に、植物は「太陽の光」と「二酸化炭素」から栄養を作り出す力を持っています。
そういう意味では、「太陽の光」が全くない暗闇では栄養素を作り出す事が難しく、枯れてしまう、、、ことはあります。
 
 
でも、「IB化成肥料」をあげなかったから、普通に育っていた観葉植物が枯れる、という事はありえませんね。
肥料が不足する事によってどんな事が起こるのか?と考えると、
・成長が遅い
・ヒョロヒョロとした姿になる
・葉が小さくなる、花の咲く数が少ない、実が少ないし小さい
などがあげられます。
 
 
どちらにしても、肥料が無い事で肥料枯れる、、、という心配はほとんどありません。
逆の発想で怖いのが、「肥料を沢山あげると、早く成長する」という幻想です。
 
 
時々、肥料の上げ過ぎで「枯らしてしまう」事例があります。
「植物が枯れそう」という話を聞いて見に行くと、土の表面に白い粒が無数にあって、明らかに肥料が多すぎ!という場合です。
 
  
何が問題か?というと、溶けだした肥料成分が濃すぎて、植物が上手に吸えなくなっているのです。
これも人間で例えると、10倍に薄めて飲むカルピスの原液を飲まされたらどうなるのか?という話。
 
 
そんな濃すぎる液体を飲んだら、喉がカラカラになって、大量の水で薄めたくなりますよね。
先ほどのIB化成肥料でいえば、4号鉢サイズの観葉植物には4~5粒。10号鉢サイズの高さ1.6mぐらいの植物なら10粒程度と規定が説明書きされています。
 
 
割と少ないと感じませんか?
大量に肥料をあげると、早く成長する気がする、、、というのは間違う可能性があります。
どうぞ注意なさってください。

最近、植物の元気がないけど、どうしたらいいのかな~?
という質問の時は、まず、元気の無くなった原因をハッキリさせるといいですね。
 、
 
そして、元気を出させるには、肥料ではあまり効果が無いと思います。
肥料ではなく、「活力剤」と呼ばれる商品には、そういった問題の解決を補う成分が入っていたりします。
 
 
人間で例えるなら、毎日食べるご飯ではなくて、ニンニク卵黄・グルコサミン・コエンザイム10などの「サプリメント」のような物で、問題の解決を手伝ってくれるイメージになります。
 
 
「活力剤」について調べて、いろいろ試してみると、
庭木や観葉植物、野菜などを育てる時にとても役立ちますよ。
次にそんな「活力剤」について、ちょっとご紹介しますね。

植物を元気にする「活力剤」とは? 活力剤の成分って肥料と何が違うの?効果的な使い方は?

先ほどの肥料の話を読まれると、「活力剤」は「肥料」とは違う物なんだ、という事がよく分かっていただけるかと思います。
 
 
肥料とは、植物の成分に重要な要素ですが、「元気を出させる物ではない」事が多いです。
 
 
では、活力剤とは何なのか?
この業界で有名な活力剤といえば、パッと2つ思い浮かびます。
まず、かなり古くからある「メネデール」。
その名の通り、芽や根がよくでる成分が入っているよ、という商品です。(笑)

●メネデール 500ml
メネデール

メネデール
(出典:Amazon メネデール)

メネデールは植物の生長に欠かせない「鉄」をイオンの形で含んでいます。
肥料ではないので、毎日使っても心配ありません。
 
 
使い方としては、挿し穂をメネデール100倍液につけてから挿し木をする。
観葉植物や草花にも100倍液を週に1度潅水する。
種や球根の植え付けに使用する。
などとあります。
 
 
微量な鉄成分をイオンかの形で持っているというと、パイウォーターを思い出しますね。
三重県の赤塚植物園さんでは、「パイロゲン」という商品名で飲料用として販売されていますし、
植物用には、「FFC」という商品名で水質改善の技術として使われています。
メネデールが同じ成分かどうかは分かりませんが、単に鉄分の入った水ではなくて、他にも植物を活性化させる秘密があるのだと思います。
 
 
500mlで約1500円前後ですので、試してみるにはお手頃だと思います。

もう一つの活力剤は、「HB-101」です。。
こちらはメネデールより後に発売された物ですが、今では活力剤の大手といっても過言ではないと感じています。
昔は、展示会に出展されていて、無料サンプルを大量に配られていました。
 

  • 一緒に小冊子もついていて、花でも野菜でも庭木でもどんな植物でも効果がある。
  • 一升瓶に2~3適HB-101を入れて、植物にかけるだけでいい。

と紹介されていました。
本当にどんな植物でも効くのか?
そんな薄くて効くのか?
と、最初はちょっと疑ってましたね。(苦笑)
 
 

●フローラ 植物活力剤 HB-101 即効性 原液 100ml

HB-101

HB-101はAmazonでもベストセラー1位になっている事から、かなり売れている活力剤だと言えますね。
こちらの成分は、杉、檜、松、オオバコのエキスを抽出・精製した物となっています。
 
 
完全に天然の成分だけなので、安全で無害。
野菜やお米、洋ラン、芝生、花、庭木など全ての植物の栽培に使えます。
 
 
問題は、値段が高い!
100mlで2400円。
先ほどのメネデールが500mlで1500円ほどでしたので、単純に5倍以上の値段です。
 
 

私も一時使っていましたが、値段が高いせいで、チビチビとしか使えない。(これは私の問題ですが(苦笑))
使わないよりは、使った方が良い感じがするが、、、無茶苦茶凄い!とまでは感じられませんでした。
 
 
ただし、これも肥料ではないので、逆に肥料を合わせて使ったりすると、もっと効果を感じられたのかもしれません。
無味・無臭なので、子供の小さい家庭やペットのいる庭でも心配なく使えます。
よく売れているというのは、そういう所も喜ばれているのだと思いますね。 

どちらの活力剤も、いわゆる窒素・リン酸・カリなどの肥料成分が入っていません。
活力剤だけでは、植物の生育を促進させる効果は少ないといえるでしょう。
 
 
HB101の使用例でもありますが、萎れていた植物がしゃんとした!芝生が活き活きとした!お米の収穫量が増えた!病虫害の被害が減った!肥料が減らせた!等の色々な面で植物の生育を助ける効果があると期待できます。

主な使い方としては、
・種まきや植え付け時の最初は、3000倍液をかける。
・通常は1000倍~10万倍に薄めたものを、土や葉にかける。
・間隔は週に1回~2週間に1回程度、使用する(頻度が多いほど効果があると考えられます)
といった使い方になります。

このように非常に効果があると言われる活力剤があります。
でも、私は今は別の物を使っています。
 
 
その魔法のような効果にすっかりはまっている・・・そんな状態です。(笑)
 
 
メネデールやHB-101も確かにいい物ですが、それを超えたと感じられる活力剤とは何か?
この次にご紹介していきますね。

まるで魔法のような効果のある活力剤、「グラビトン スィーパー」とは何か?どんな成分なのか?効果的な使い方は?

この活力剤は、古い地層の大昔の化石の中から蘇った微生物が入っています。
微生物というとEM菌の事を思い出される方もいらっしゃることでしょう。
 
 
EM菌というのは、自然界にある微生物の中で人や植物にとって有用な働きをする微生物群を集めたもので、何種類かの組み合わせによって、面白い効果が表れるというものです。
 
 
EM菌と一緒に焼き物を作ると、EMセラミックと呼ばれる物になり、水の中にいれると水質を浄化すると言われています。
 
 
この大昔の化石の地層の中に眠っていた微生物は、当時まだ栄養分の少なかった世界で、生き物に活力を与えていた役割を持っていたと考えられています。
 
 
この微生物を含む、ある微生物群の組み合わせによって生成される「特殊なアミノ酸」は、生殖能力を大幅に高めます。
つまり、花が良く咲くようになり、結果として実が多く成ります。
鉢から植物を抜いてみると、多くの根が出ている様子が分かります。
 
  
 
もう一つ、この活力剤には「場」の改善効果が非常に高い、という秘密があります。
酸化した「場」の持つエネルギーを改善し、酸化状態から還元状態へと変えてしまいます。
 
 
酸化した「場」にある物は腐敗しやすくなります。
還元した「場」にある物は腐敗しにくくなります。
  
 
これは言葉で説明するのが難しいですね。
使用例の画像もアップしますので、見ていただくと一目瞭然です!!(笑)
 

フィロデンドロン 活き活きした観葉植物
(グラビトンスィーパー活力剤を使った観葉植物)


 

●グラビトン スィーパー 18リットル
大地の力研究所

魔法の活力剤 グラビトンスィーパー

 

先ほど紹介したメネデールやパイウォーターも酸化状態を還元状態に変える力があると言われていますが、その力がこの「グラビトン スィーパー」は非常に強化されているのです。
  

値段は、18リットルで、税別14,800円。
送料は別途ですが、2箱以上のお買い上げから無料となります。

使い方は、1000倍~2000倍に薄めた物を、2週間に1回程度、水やりがわりに土にかけます。
根に染みわたらせるように、雨の降る時にかけると非常に効果的です。
 
 
噴霧器で植物全体にかけると、更に改善効果が高まります。
野菜の生産者さんからは、等級が上がり、市場での卸値が高くなり非常に喜ばれている、という報告もあるそうです。
噴霧器でかける場合は、毎日でもいいぐらいですが、一般的には週に1回程度が目安になります。
 
 
私は個人的に観葉植物のレンタルの仕事で使っています。
この場合は、月に1回から2回の訪問時に使っていますので、月に1回から2回の使用となります。
 
 
気になる結果は?というと、
 
以前なら部屋の中では萎れていた観葉植物が、いつまでも活き活きとしています。
新芽が大きく成長するようになり、葉の厚みも増しているため、ピンとした張りがあります。
葉がよく繁るので、とても元気のいい状態を長くキープしています。
 
 

壁面緑化 ポトス サンス
(壁面に飾られた、ポトスとサンスの様子)


  


  

フィロデンドロン 観葉植物
(大きな照葉が特徴のフィロデンドロン)

写真を見てもらえば本当に良く分かると思います。
葉に張りと艶がありますね。
 
 
メンテナンスに訪問しているのですが、
活き活きとしている様子にこちらの方が元気を貰える気がします。(苦笑)

 

 

ウンベラータの新芽の生育の良さがビックリするほど良いです。
もちろん、これは光のよくあたる場所という好条件もありますが、
通常の肥料をあげるだけでは見る事の無かった姿です。

このグラビトン スィーパーはいわゆる肥料成分はほとんど入っていません。
通常の肥料は別途用意して、合わせて使用すると更に効果的です。
 
 
その場合も、植物の持つエネルギーが非常に高くなっているので、
通常よりも少ない肥料で済みます。
 
 
野菜の生産者さんでは、以前の3分の1まで減らしても、収穫量が変わらなかったそうです。
経費の削減効果も嬉しい活力剤です。
 
 
私が観葉植物のレンタルで使っている時は、微量要素の肥料を一緒に与えています。
室内で飾る場合がほとんどなので、植物を大きくする為というよりは、光合成不足を補う目的で使っています。


こちらの商品は現在Amazonでは取り扱いがありません。
私は商品に惚れ込んで、代理店として取り扱いをさせてもらっています。
興味のある方は、今後、連絡先等用意しますのでそちらからお問合せください。

 
使い方や事例についても、今後アップしていきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。
それでは。

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